青色申告の承認申請書はいつまで提出すればいい？承認されたかどうかはいつわかる？

青色申告を開始するときには、期限までに青色申告の承認申請書を提出する必要があります。

この承認申請書は、原則として青色申告の申告書を提出する年の３月１５日までに提出しなければなりません。

また、この承認申請書が承認されたかどうかの連絡はこないことに注意が必要です。

この記事は数千件以上の確定申告書（住民税申告書を含む）の作成経験と住民税の課税経験のある「とらまね」が解説します。

　この記事を読んでわかること
・青色申告の承認申請書はいつまで提出すればいいのか
・青色申告承認申請書が承認されたかどうかがわかる時期
・青色申告承認申請書の提出方法

青色申告の承認申請書はいつまで提出すればいいのか

青色申告の承認申請書の提出期限は次のとおりです。

令和７年１月１日から事業を開始した場合は、令和７年の３月１５日までが承認申請書の提出期限となります。

令和７年１月１日～令和７年１２月３１日までの収入の申告は、令和７年分の確定申告となります。

なお、令和７年分の確定申告の期限は令和８年３月１６日（月）となります。

通常、確定申告の期限はその申告年の翌年の３月１５日です。
３月１５日が土曜日や日曜日になる場合は、月曜日が提出期限となります。

１月１６日以後に事業を開始した場合は、事業開始から2ヶ月以内が承認申請書の提出期限となります。

なお、提出期限が土曜日・日曜日・祝日であった場合は、これらの日の翌日が提出期限となります。

１月１６日より前に事業を開始した場合は、３月１５日までとなります。

青色申告の承認を受けている方が亡くなり、相続により事業を承継した場合は、次の期限までに承認申請書を提出する必要があります。

・死亡日が１月１日～８月３１日の場合
死亡の日から４ヶ月以内

・死亡日が９月１日～１０月３１日まで
その年の１２月３１日まで

・死亡の日が１１月１日～１２月３１日まで
その年の翌年の２月１５日まで

青色申告承認申請書は承認されたかどうかの連絡は来ません。

「いつになったら申請の結果が来るのだろう？」と待っている方もいるかもしれませんが、いつまで待っても何も通知が来ないことになっています。

基本的には、提出した年の１２月３１日までに連絡が来なければ認められていると思って構いません。

よって、連絡が来なければ青色申告として確定申告書を提出することができます。

青色申告承認申請書の提出方法は以下の３つです。

おすすめはe-Taxですが、どの方法でも提出が可能です。

青色申告承認申請書は国税庁のHPからダウンロードすることができます。

ここから、e-Taxソフトのログインも可能となっています。

青色申告承認申請書は次の期限までに提出する必要があります。

提出期限に遅れた場合は、青色申告としての提出はできなくなり、白色申告となってしまいます。

青色申告によるメリットはかなり大きいものですので、期限内に確実に提出を行いましょう。